「安心R住宅」制度とは
既存住宅流通市場の活性化のためには、既存住宅の質の向上、適正な評価、安心して取引できる環境の整備等のこれまでの取組に加えて、「不安」・「汚い」・「わからない」といった従来の既存住宅のイメージを払拭し、消費者が住みたい・買いたいと思う「新しいイメージの既存住宅」を選択できるようにしていくことが必要です。
このような背景から、国(国土交通省)の関与のもとで、事業者団体がインスペクションを実施済みであるなどの要件を満たした既存住宅に標章付与を行う特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度(「安心R住宅」制度)が創設されました。
「安心R住宅」の標章を使用した既存住宅の流通は、平成30年4月より開始されています。
国土交通省 「安心R住宅」についてのご案内ページ
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000038.html
「安心R住宅」の要件
①「不安」の払拭 → 基礎的な品質があり「安心」
・新耐震基準に適合していること。
・インスペクション(建物状況調査等)の結果、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準に適合していること。
(但し、購入者が既存住宅売買瑕疵保険の加入を希望しない場合は、加入しなくても可)
・共同住宅等の場合は、管理規約及び長期修繕計画を有するとともに、住宅購入者の求めに応じて情報の内容を開示すること。
②「汚い」イメージの払拭 → リフォーム工事が実施されていて「きれい」
・リフォーム工事によって従来の既存住宅のイメージが払拭されていること。
・リフォーム工事を実施していない場合は、費用情報を含むリフォーム提案があること。
・外装、主たる内装、水廻りの現況写真を閲覧できること。
③「わからない」イメージの払拭 → 情報が開示されていて「わかりやすい」
・広告時に点検記録等の保管状況が示され、さらに求めに応じて詳細情報が開示されること。
宅地建物取引業者に期待される役割
本制度では、既存住宅に関する情報を幅広く収集し、適切に消費者へ提供することが重要です。
また、本制度の内容及びインスペクション(建物状況調査等)、既存住宅売買瑕疵保険等の関連制度の内容についてよく理解し、消費者に的確に提案できるようにすることが必要です。
さらに、宅地建物取引業者と住宅リフォーム事業者等の関連事業者等が連携することにより、リフォーム提案を適切に行えるようにすることも重要になります。
売却の窓口® あかり不動産 では、「安心R住宅」のお取り扱いができるよう、現在お手続きを進めております。